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金融用語英語解説

IFA / Independent Financial Advisor (インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー)

「IFA(インディペンデント・ファイナンシャル・アドバイザー)」とは、特定の金融機関に縛られず、顧客のニーズを最優先した金融商品の提案やアドバイスを手掛ける、資産運用の専門家です。

彼らの多くは金融機関で豊富な経験を積んでおり、高度な専門知識と提案力を兼ね備えた頼れる存在です。FP(ファイナンシャル・プランナー)はライフプランに合わせた資産設計(節約・家計管理などを含む)を専門分野とするのに対し、IFAは金融商品を用いた資産運用のアドバイス・メンテナンスに長けています。税務の相談となると、国際税理士やタックスロイヤーなどの専門家が登場します。

FPは家計のホームドクターとも言われていますが、医者に例えるならば、ジェネラルドクター(総合診断医)として、その方の状況に応じて的確な専門医(運用のプロとしてのIFA、税金のプロの税理士)などに振り分けていくのが役目になります。

IFAでは、個人がプライベートバンク以外の金融機関で普通に買うことが難しいオルタナティブ商品を取り扱っている場合もあります。「プライベートファンド」や「プライベートエクイティファンド」などを取り扱っている会社もあります。

IFAの手数料ですが、基本的に相談料に関しては無料です(中には有料相談の場合もあります)。利用者がファンドや保険などを購入した場合、IFAには金融機関からの仲介手数料が入るなど、コミッションベースの報酬体系になっているケースが主流です。つまり、利用者からしたら自分で直接金融機関を利用した場合の手数料と変わらない場合が多いのです。

シンガポール金融管理局(=中央銀行、通称MAS)のサイトには、「Financial Institutions Directory」というページがあるので、そこから「Financial Advisory」を選び、「Licensed Financial Adviser」を選択すると、IFAの会社の一覧を見ることができます。

得意分野や能力差が非常に大きいために、私のようなファイナンシャルプランナーから紹介を受けるのも手でしょう。日本にもプライベートバンク出身の優秀なIFAがいるので帰国後もシンガポールにいる時と似た条件で資産運用を継続させることも可能です。ただ、腕がよく評判の会社は顧客が集中し、最低投資金額を設ける傾向にあります。私も腕のよいIFAを新規で発掘していきたいと思います。

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