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コラム

🔒 2022年 インデックス投資のリターンが削られる/弱気市場での資産防衛術

2021年は株式インデックスにとっては最高の年でしたが、債券にとっては最悪の年となりました。
 
2021年にS&P500が30%弱のリターン、MSCI All-World Indexが20%弱のリターンを上げる中、バークレイズのグローバル総債券インデックス(68兆ドルのソブリンおよび社債の幅広いベンチマーク)は5%弱のマイナスのリターンでした。
 
Global bond markets on course for worst year since 1999
https://www.ft.com/content/7d11b596-7c0b-453b-a61f-9295d4103634
主な理由は2回におよぶ政府債務の大量発行によるものです。2021年当初に投資家はパンデミックからの回復が持続的な成長とリフレを期待しました。秋には、中央銀行が金利上昇に伴う高水準のインフレに対応する準備をしていることを示唆したため、短期債券は打撃を受けました。
 
コロナ前はシンガポールの富裕層の間では金融債への投資が人気でした。物価も安定しており、金利もしっかりとあった時代だったからです。
 
しかし、現在は物価が急激に上昇し、金利も歴史的に低水準で、預金や債券を保有している投資家にとっては非常に厳しい環境です。

2020年はアクティブの年、2021年はインデックス、2022年は?

2020年はレイ・ダリオのヘッジファンド、ブリッジウォーターは最高のパフォーマンスを出しました。しかし、2021年はブリッジウォーターの2つのファンドは高いパフォーマンスを出したもののインデックスに及びませんでした。
Bridgewater’s return to co-CEO model rekindles management concerns
https://www.ft.com/content/a49554e5-13a2-4746-a9c9-d9c0d9e94f3f
 
しかし、レイ・ダリオほど危機に備えている投資家はいないとも言われています。他の人が気づかないマーケットに起こっていることに気づける洞察力もあると言われています。
 
ヘッジファンドは文字通り、暴落相場にもヘッジすることができ、リスクを最小限に抑える運用を行う場合が多いです。必ずしもリターンを最大に狙うわけではありません。2022年のボラティリティが高い相場ではアクティブに軍配が上がる可能性があります。
 
歴史的な低金利からエクイティリスクプレミアムが高くなる可能性はあるものの、この先10年間はインデックス投資をしても大きなリターンが得られなくなる可能性が高そうです。
エクイティリスクプレミアムとは、株式への投資によって、高いリスクと引き換えに株主が期待する追加リターンのこと。例えば、TOPIX(東証株価指数)と日本国債のリターンの差として推計するなど。
 
マーケットの歴史を100年などの長期間で俯瞰すると、急上昇の後には停滞時期があり、大幅な下落の後には急上昇があります。それでも超長期で見ると全体的には1つの上げ相場の中にあります。
 
例えば、2000から2010年は長い上昇相場の間の停滞時期でした。当時のことを覚えている人も多いかもしれません。
 
私は2000年の時に証券会社を就職活動していたので、毎日その日の日経平均や主要なマーケットの数字を手に書いて面接に挑んでいました。
 
2000年3月に日経平均は2万円を超えていました。しかし、2009年は8000円でした。2007-2008年の1万8000円からリーマンショックで真っ逆さまに落ちて2013年のアベノミクスまで回復をしなかったのです。
 
2000年に日経平均に投資をして、2009年に売却をしていたら、資産は半分になってしまっていたでしょう。
 
このような市場環境に陥ると、その期間内でリターンを上げることは可能なものの、タイミングの悪い時期に買い、売ってしまうと10年保有していても大きくマイナスになる場合も出てくるのです。
 
しかし、30年などもっと長期的なサイクルにかける場合は、10年などのベア市場を挟んでも、バイ・アンド・ホールドをしていればリターンを得られる可能性はあります。ベア市場は次の上げ相場の原動力となっている可能性もあるからです。
 
このように、複雑で難しい、プロの相場に入りつつある現在、個人投資家はどのような資産運用を心がければよいのでしょうか。

2022年の世界経済と市場の行方は?

 


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