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コラム

🔒 テーパリングによって、大調整されるハイテク株 マーケット価格に影響を与える5大要素 レイ・ダリオ氏

こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

FRBは5日に保有資産を圧縮して市場の資金量を減らすテーパリングに着手すると表明しました。3月にもゼロ金利政策を解除する見通しで、0.25ポイントずつ合計3回引き上がる予想が示されています。

FOMC議事要旨、注目点は利上げとバランスシート縮小開始のヒント
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-05/R57S45T0AFB401

5日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が前日比3.3%下落し、モデルナは15.3%下落と割高銘柄が売られました。米国10年国債の利回りは6日に1.7%台をつけ、昨年末の1.5%台から一気に上昇しています。

FRBの引き締めで景気減速が予測されると、投資家は財務の安定性を重視するようになり、グロースからバリューにシフトします。

現在の株価は将来の企業が生み出す利益や配当を現在価値に割引いたもの、と理論上はなります。

割引率は金利にリスクプレミアムを加えたものになるので、金利上昇局面では割引率が上がります。将来の期待が高くまだ利益が出ていない銘柄などは、金利上昇局では現在価値が押し下げられ、大きく調整されるのです。

22年はグロースに投資をしてキャピタルゲインを追求するよりも、もうすでに価値がある企業にバリュー投資をしてインカムゲインを積み上げるような手堅い投資にシフトさせることが考えられます。

過去2年のような一本調子にはいかないので仮想通貨やETFに投資をしていたら資産価値が自動的に上昇という相場ではなくなりつつあります。

銘柄選択がより重要となり、21年に分が悪かったアクティブ投資家にとって22年は花開く年になるのかもしれません。


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