日本では通貨当局による為替介入がありましたが(9/22)、その後、為替は再び介入前の水準を上回っています。2.8兆円の外貨準備はほんのひとときの時間稼ぎをしただけで無駄になってしまったのでしょうか。
介入によって、1日に変動する値幅が縮小し、安定したという一定の効果は得られたものの、円安のトレンドを変えるほどの大きな効果はありませんでした。今後の実施は為替相場が過度に変動した場合、再度行われる可能性もあります。
しかし、外貨準備高にも限りがあり、その全てが使えるわけではありません。令和4年9月末時点での日本の外貨準備高は、1,238,056百万ドルとなり、令和4年8月末と比べ、54,016百万ドル減少しました。介入前でも日本は外貨準備高が減少傾向です。最大でもあと数十回です。
外貨準備等の状況(令和4年9月末現在):財務省
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/official_reserve_assets/data/0409.html

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