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コラム

🔒 タックスヘイブンに住んでいる富裕層の正体

※ この記事は まぐまぐ 有料メルマガ 「花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編」からの転載です

新型肺炎で株式の暴落と共に実体経済の悪化が広がっています。 2日に日銀の黒田総裁が談話をし、金融市場の安定確保に努めると発表しました。また、米国は0.5%の緊急利下げをしましたが、株価の乱高下は止まりません。

世界的に新型肺炎が広がる中、株式相場が元の水準に回復するのは5月前後など世界での感染がピークになった頃だろうと予測されています。

東証株価指数などの株価や消費者態度指数などは景気動向指数のうち実体経済よりも先行します。 3日午後に出た2月の消費者態度指数も新型肺炎の影響もあって5ヶ月ぶりに低下しました。

内閣府はここ数ヶ月の指数の動きを踏まえて、消費者心理の判断を「足踏みがみられる」に下方修正をしました。下方修正をしたのは1年ぶりです。

中国の景況感も大幅に悪化しました。

中国の国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者指数(PMI)は過去最低で、非製造業も1月を大きく下回りました。 PMIは製造業やサービス業の購買担当者に生産や新規受注、受注残、雇用、価格、購買数量などのアンケートを元に指数化したものです。 過去の統計などからこの夏の日本企業のボーナスは厳しいと予測します。

コロナショック「株価低下よりも怖い」夏のボーナス大減額が待っている? リーマン・ショックや東日本大震災はどれだけ下げたのか | 文春オンライン

日銀や連銀などが密かにレポ取引などを通じた金融市場への大規模な資金供給(ステルスQE)を繰り返していますが、そのうちに打つ手がなくなり、債券バブルの崩壊への危険性が高くなってきました。

特に米国のシェール石油ガス産業のジャンク債などは幾度となく危ないと言われていますが、中国の需要急落と原油価格下落のダブルパンチで危機的な発行体もあります。 https://biz-journal.jp/2019/05/post_28089.html

歴史的な低金利でジャンクボンドの発行体も低利でお金が借りられた訳ですが、危機が来るとその脆弱性が露呈することになります。 こうしたことを皮切りに連鎖破綻が起きないことを願います。

ウイルスだけであれば、いずれ収束をして回復をするでしょうが、金融バブル崩壊の引き金にならないか懸念されます。

債券に投資をする場合は、多少の利回りに目をくらまされずに、格付けをしっかりと見て判断したいものです。 また、人気のハイイールド債ファンドも何もなければ高配当を得られるものの、危機が起きると基準価格が大きく下がります。 優良ファンドや銘柄を安い時に仕込んで気長に待つか、当面の間は、現金や金などで資産防衛をするのが賢明かもしれません。

タックスヘイブンに住んでいる富裕層

さて、危機的な状況になると、一般投資家は市場から避難をします。

こういう状況で投資を続けているのは国際的な富裕層や機関投資家、中央銀行などプロの相場となります。余ったお金を運用させないわけにはいかないからです。

乱高下している株式相場は非常に危険で素人は中途半場に入り込まない方がよいでしょう。

さて、タックスヘイブンに住んでいる富裕層はどのような人なのでしょうか。


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