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コラム

シンガポールの地元銀行で優遇金利を得る方法

シンガポールのローカル銀行はどこで口座をつくる?

ローカル銀行の金利

ローカル銀行が行なっている給与振込口座の指定などによる金利の上乗せは大きいので見逃せません。

例えば、UOB の One Account の場合、月額S $500以上の指定のカードでの支払い、かつ一定額以上の給与振込に指定もしくは3つ以上の GIRO を指定することで最大2.5%の利息を得ることができます。

ただし、残高に応じてもらえる利息は変わり、例えば、最初の S$15,000 は 0.5%、次のS$15,000 は0.55%、次の S$15,000 は 0.65%、次の S$15,000 は 0.8%、次の S$15,000 は 2.5%、S$75,000 以上に関しては 0.05% などとややトリッキーです(2021年5月現在)。

DBS では Multiplier 口座があって、最大3%までの利息を得ることができます。給与振込、クレジットカード、住宅ローン、保険、投資など条件や残高に応じて金利が変わる仕組みです。OCBCの 360 Account も似た仕組みです。条件に合致しそうならぜひ検討してみてもよいでしょう。

実際に金融機関で働いているシンガポール人の方などは、家族で口座を作って上限額まで入れているようです。夫婦共働きの人は2つくらい銀行を使い分けるのも手かもしれません。

シンガポールの10年もの国債の利回りが 1.5% 程度ということを考えると、これらの預金は魅力的だと言えます。国債の場合、満期まで保有すれば額面で戻ってきますが、途中で売却をすると売却損が出る場合もあります。

仕組み預金など特殊な預金を除いて、預金の場合は基本的に減ることはありません。また、シンガポールドル預金は、保険対象となる預金者1名につき総額5万シンガポールドルを上限として、預金保険機構(SDIC)により保護されます。

口座を作るには?

新しく銀行口座を作るには金融機関によってはビザや住所確認書類等、複数書類を提出する必要があります。また、金融機関によっては窓口で保険などの営業を受ける場合もあるようで注意が必要です。やや最初のハードルは高いですが、一度セッティングして要件を全て満たしてしまえば毎月もらえる利息が増えます。

クレジットカードも

加えて、各銀行が有利なクレジットカードも発行していたりします。UOB の One カードの場合、3ヶ月連続2,000ドル以上利用すると 300ドルのキャッシュバックを受けられるなどで、条件を満たせば還元率は5%です。

その他、OCBC、シティ、スタンダードチャータード銀行などキャッシュバックカードを発行している銀行もあります。DBS、UOB、OCBC等の銀行のカード払いでは提携先レストランが割引になることもあり1〜2枚あると便利です。

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