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コラム

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シンガポール在住FPの花輪陽子です。実は11月末にシンガポールで交通事故に遭ってしまいました。シンガポールは大雨や雷以外の自然災害がほとんどなく、平和な国なのですが、交通事故に関しては以前より心配をしていました。
 
街を歩いていても事故現場をよく見かけますし、車の運転が日本と比べると荒いと感じるからです。小雨が降っていて傘を指して、青信号の横断歩道を渡っていた最中に車に衝突されてしまいました。
幸い、左折中で徐行をしていたのでスピードは出ていなかったのですが、衝撃で手を付きました。ぶつかった瞬間はアドレナリンが出ていて、痛みをあまり感じなかったのですが、後からどんどん痛みが増してきました。
 
他の歩行者に助けられて、救急車と警察を呼んでもらい、公立病院に搬送されました。Xレイを取ると鎖骨を骨折していました。その他は不幸中の幸いで、擦りむき傷ですみました(それでも過去最大の擦りむき傷で、破傷風の予防接種を打たされましたが)。
 
当日は痛み止めをもらって、タクシーで帰宅しました。病院のオペレーションは効率的で、数日後に病院のビルが来て、政府のアプリから支払えるようになっており、骨のスペシャリストと遭う次のアポイントメントも入っていました。
 
シンガポールでは医療費が高いと言われていますが、公立病院の医療費は安く、私は永住者なので政府からの補助も大きく、救急車とXレイの費用なども1万5000円程度で済み驚きました。私立病院に行くと風邪でも3〜5万円程度かかる場合もあるからです。
 
ただ、値段の差が後から分かったのですが、私立だと1日で全部できるところを公立だと2回に分けるなどで待たされる分だけ安いのかなということでした。私立の場合は、時間外でも骨のスペシャリストをその日のうちに呼ぶことができます。保険が効くのであれば私立を選んでもよいのですが、救急車を利用する場合は公立に搬送されます。
 
病院に事故だと伝えたところ、通常こうした治療費は運転手側の保険会社が支払うということでした。自分が加入している保険会社に確認をしても同じ回答でしたが、運転手が払わない場合は自己負担分を請求できるようでした。
 
次の日に警察の捜査官から電話があり、ポリスレポートを私側から出してほしいと言われました。ポリスレポートはオンラインでも近所の警察に訪問でも提出ができます。以前に家族がスパム詐欺に遭った際にも出したことがありました。
 
ポリスレポートを出した後の流れ(治療費や慰謝料の請求など)に関して、海外で未経験なために弁護士に相談をしています。
 
とっさの事故で怪我もしており、運転手の連絡先も聞かずに救急車に乗ったからです。また、情報保護の観点から警察も連絡先はなかなか教えてくれません。
 
このように未経験のことですが、経験のためにも、世直しのためにもやってみようと思っています。もう少し安全な交通環境になることを願っています。
 
結果がわかったら、またレポートします。
 
鎖骨を骨折すると、何もできずに自然治療で1週間程度はとにかく痛いです。痛み止めを4〜6時間おきに飲み続けています。眠くて集中力にもかけ、疲れやすいために1日短時間だけ仕事をするスケジュールに調整しました。病院からも入院療養の病欠よりも上の指示書をもらいました。
 
そんな事情もあり、いつもと文体が変わっていたらすみません。右手だけで書いています。帝王切開で出産をした以来の痛みを経験しました。
 

最近のシンガポールの動向 人気のあるファンド

 
シンガポールではコロナショックで人が大移動したと感じます。例えば、プライベートバンクからファミリーオフィスやファンドなどに人材が移動しているように見受けられます。
 
元々、人材の流動性が激しく、特にビザなどの制約のない地元民に関しては企業が人材を長期間確保しづらいという問題があります。銀行などでも担当者がコロコロ変わりやすいので、長期投資をしたい顧客にとってはデメリットになります。
 
また、日本でも長年に渡って営業をしてきたヘッジファンドなどがクローズするなどの状況が起きているようです。市場環境が大変動する中で人材などが大きくシフトしているように感じます。


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