株価は史上最高値圏。
しかし、多くの人は「生活が楽になった」とは感じていません。

むしろ、

* 食費や光熱費の上昇
* 住宅価格の高騰
* 将来不安
* 地政学リスク

によって、日常のストレスは増している人も多いのではないでしょうか。

この「株価は強いのに、実生活は苦しい」というズレこそが、2026年の世界市場を象徴しているように感じます。

現在のマーケットは、非常に“ねじれた”状態にあります。

一方では、AI革命と半導体需要の急拡大によって、米国株を中心に株価は史上最高値圏を更新しています。特にAI関連企業の利益成長期待は極めて強く、「次の産業革命が始まった」という熱狂すら感じられます。

しかしもう一方では、

* 原油供給ショック
* 巨額の財政赤字
* 米中対立
* 欧州情勢
* インフレ再燃リスク

など、世界経済を揺るがしかねない火種も確実に積み上がっています。

つまり現在のマーケットは、

「AIによる強気相場」と、
「スタグフレーション懸念」

が同時に存在する、非常に難しい局面に入っているのです。

私自身が行った「資産防衛シフト」

私自身、この“ねじれ”とスタグフレーションのリスクを重く見て、足元で大きな資産シフトを行いました。

これまで保有していた株式や貴金属の一部を利益確定し、シンガポールの不動産へと資金を動かしたのです。

不動産は、立地や取得価格さえ間違えなければ、スタグフレーション局面に比較的強い資産だと考えています。

特に大きいのは、「レバレッジ」が使えることです。

個人が長期・低金利で大きな資金を借りられる資産は、実はそれほど多くありません。不動産は、会社員やビジネスオーナーがレバレッジを活用しながら資産形成を行える、非常に強力な手段のひとつです。

さらに、金融資産はシステム障害やサイバーリスクの影響を受ける可能性がありますが、実物不動産は“そこに存在する資産”であることも強みだと感じています。

もちろん、不動産が万能というわけではありません。

ただ、「インフレ」「通貨価値の低下」「金融システム不安」といった局面では、一定の防御力を持つ資産だと考えています。

また、住宅ローンについても、私はスタグフレーションによる金利高止まりリスクを意識し、固定3年で組みました。

もちろん変動金利が有利になるシナリオも十分あり得ますが、会社員である夫の安定収入や、キャッシュフローの見通しを重視し、“まず防御力を高める”ことを優先した形です。

「生活のダウンサイジング」も同時進行

同時に私は、原油価格が長期的に高値圏を維持するシナリオも想定し、生活そのもののダウンサイジングも進めています。


これより先は有料会員向けの記事になります。会員の方はログインしてください。有料会員価格表はこちら