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コラム

🔒 エヌビディアやマグニフィセントセブンはまだバブルではない?レイ・ダリオのレポート

シンガポールではテイラー・スウィフトの公演が3月1〜9日に合計6回行われ、合計で30万人分のチケットは完売し、7割は周辺国からの旅行客が占めました。そのため、航空券は約3倍、宿泊予約件数も約4倍に跳ね上がりました。この期間は格安ホテルでも4万円という値段がつき、航空チケットとホテル代だけで約30万円かかったという声もあるほどでした。
 
東京都内のビジネスホテルでも1万円超で出張者が宿泊できないという記事が出ていましたが、国土が狭く、供給数が圧倒的に小さいシンガポールではより高い価格になってしまうようです。
 
小さな国なので、影響があるエリアは交通規制が起き、学校のスクールバスの進路も変更されるなど大きな影響がありました。人混みが苦手な私はF1、メジャーなコンサート、インドのお祭りなど主要な行事がある際には影響するエリアには出かけないようにしています。
 
自然災害が全くない国なのですが、車優先の国なので、交通事故などに巻き込まれるリスクがあるからです。観光客がセルフィーで写真を撮りながら歩行していて、車にぶつかりそうになったりする光景もよく見かけます。他のアジアと比べると治安が良いので気が緩みがちですが、交通事故件数(人口比)は日本と比べると圧倒的に高いので気をつけてください。
 
シンガポールの交通死亡事故数は2023年に2022年の104件から131件へと大幅に増加し、負傷を引き起こした事故は、2022年の6,779件から2023年の6,944件に増加しています。人口が600万人弱の国に対して、多過ぎる数で、交通警察は、特定の交通違反に対する罰金や減点を含む罰則の引き上げに取り組んでいるようです。
 
とはいえ、交通事故以外は本当に安全な国です。電車の中で、テイラー・スウィフトの格好をした派手なビスチェ姿の若い女性達が連日溢れていましたが、誰もじろじろみたり、気にしたりしません。シンガポールでは盗撮や痴漢などは鞭打ちの刑になる場合もあり、至る所に監視カメラが設置されているので抑止力が働くからです。夜道を女性がフラフラ歩いていても危ないのは自動車くらいで、日本以上に安心をして生活が送れる国だと感じます。
 
また、シンガポールは各種コンサートのチケットを比較的入手しやすい国です。日本からもKPOPのライブ観戦に来る方もいます。私も2月に、オーチャードで買い物をしていたら、2階から群衆が走って移動する姿が見えました。誰だろうと思ったらNewJeansだったようです。私は昔、テレビや雑誌で芸能人の方ともご一緒していたこともあって、全く芸能人に興味がないのですが、狭い国なのでこのような偶然も起きるんだなと感じました。


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