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コラム

🔒 世界の中央銀行が割合を増やしている資産/株式、債券、商品、長期投資をする上でのポートフォリオの最適化

投資のサイクルでは、40ヶ月、10年、20年、50年サイクルなど様々な長さの時間軸があります。
 
ジム・ロジャーズ氏など投資家に取材をする際にも、どの時間軸で質問をしているのかしっかりと意識して取材するようにしています。
 
今回、noteのマガジンを一緒に作っているファンド・マネージャーの河北博光さんが投資のサイクルについて非常に分かりやすい記事を書かれているので一部引用しながら紹介させていただきます。

景気は循環するもので、好調な時もあれば不調の時もある。
基本的には「好況→後退→不況→回復」の4つの局面が順番にやって来て繰り返されるわけだが、その長さにはその時その時によって異なる。

また、景気循環のサイクルには4種類あるとされていて、その4つが組み合わされて複雑な波を作る。

企業の製品在庫の変動に着目した波は「キチン・サイクル」、
企業の設備投資の周期に着目した波は「ジュグラー・サイクル」、
建物や施設の建て替えの周期に着目した波は「クズネッツ・サイクル」、
新たな技術革新が起こる周期に着目した波は「コンドラチェフ・サイクル」

と呼ばれている。

これらは、それぞれ景気循環の波を発見した人の名前にちなんでいる。

これらの波は、それぞれ長さが異なり、

「キチン・サイクル」は比較的短期で約40カ月、
「ジュグラー・サイクル」は約10年、
「クズネッツ・サイクル」は約20年、
「コンドラチェフ・サイクル」は最も長い約50年
とされる。

アナリストの業績予想などは、「キチン・サイクル」を意識したものであることが多いが、大きな流れを見る時には「ジュグラー・サイクル」も意識している。「クズネッツ・サイクル」や「コンドラチェフ・サイクル」になると誤差も大きく、一般的には実際の業績予想には使いにくい。

 
ファンド・マネージャー 河北博光 ゴールデンウィークに10年周期で相場を考えた
 

「最も明確なサイクルが観察できたのは商品市況で、30年ごとに大きなサイクルが来ている。足下も商品市況は強含んでいるが、この流れからすると2030年代が本番なのかもしれない。

物価は基本的には商品市況が上がる時には上がり、それ以外は落ち着いている。その中でも商品市況高騰の後に来る10年は物価が下がり、金利が低下、株価は上昇局面となっている。特に新技術関連で大相場となる事が多い。」


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