大学院で「ファミリービジネスとファミリーオフィス」について学びました。また、香港に行き、香港科技大学の非常勤教授で同大アジア同族企業・創業研究センター主任である金楽琦(ロジャー・キング)氏とお会いしてきました。

https://fina.hkust.edu.hk/faculty/directory/rking

特に印象的だったのが自分のファミリーアセットをどう守り、次世代へつないでいくかというテーマです。

ファミリーアセットというと「お金」だけを思い浮かべがちですが、教育・健康・人脈・評判などもすべて立派な資産です。ファミリーオフィスではこうした非金融資産も含め、家族全体の資産を守る視点が重要になります。

「当てる」より「整える」

来年どの資産が一番上がるか――これはプロの投資家でも当てるのが難しい課題です。だからこそ重要なのが、長期的にバランスを取ることが重要です。

株式、債券、不動産、現金などを組み合わせてリスクとリターンのバランスを最適化するのがアセットアロケーションの基本です。

ここで登場するのが、ハリー・マーコウィッツの「効率的フロンティア(Efficient Frontier)」です。これは縦軸に期待リターン、横軸にリスク(標準偏差)をとったリスク・リターン平面上で、

同じリスク水準で最も高いリターンを得る、

同じリターン水準で最も低いリスクを実現する

という最適なポートフォリオを線で結んだものです。

特徴として、曲線上のポートフォリオは効率的で、目標とするリターンを最小のリスクで達成できます。一方、曲線の下にあるポートフォリオは効率的とは言えず、同じリスクでより高いリターンを得られる曲線上のポートフォリオが存在します。

この考え方を応用すれば、投資家は自身の投資目標やリスク許容度に応じて、曲線上のどのポートフォリオを選ぶかを戦略的に決定できるのです。

「リスク許容度」


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